「本間家の歴史」

 本間家初代久四郎原光が元禄二年(1689)本町一丁目に『新潟屋』を開業した。三代光丘は千石船による商いを始める一方、農業振興のため土地改良・水利事業を行い、また、長年にわたる風害軽減のため砂防林の植林に心血を注いだ。

 また、荘内藩主酒井家の信望を頂き請われて藩財政の相談に預るなど、地域社会の発展に努めた。以来、商人と地主の任を全うしながら、代々酒田と共に歩を進め、今日に至っている。