本間家に伝わる
雛物語とおひなさま





2月27日(土) 〜 4月4日(日)

古今雛と犬筥





母なる川最上川と日本海が出会う町「酒田」
 酒田は、最上川の舟運と北前船の海運で栄えた湊町です。湊は、北前船の帆柱が林のように見える位にぎわったと伝えられます。
 山形県の特産物の紅花や青苧(あおそ)が、川舟で最上川を下り酒田湊に、北前船に積み換え米などと共にたくさんの物が大阪方面に運ばれ、その帰り船で様々な物資や文化が運ばれてきました。その中に、丹精込めて育てられた紅花が製品となった反物や雛人形などがあります。商人達はそれらを求め、県内には今でもおひな様やお人形が大切にされています。
 県内では4月3日の旧暦にひな祭りが行われ、市松人形、木目込人形など全てのお人形を飾る風習があります。この悠久の文化に思いを寄せ、お雛見にお出かけ下さい。




日和山眺望(「酒田十景」より)


復元北前船「みちのく丸」

 本間家のお雛様は、江戸時代に北前船で運ばれたもの、婚礼道具として頂いたもの、御土産や御礼に頂戴したものと、来歴も時代もさまざまです。京雛や江戸雛もあります。


雛壇


相生様(百歳雛)


犬筥


 戦前までは高さ2m、幅3間の雛壇に、お雛様・箪笥や御膳などの雛道具、行列人形・からくり人形など全てのお人形、ごちそうやお菓子、ふきのとうなどをお供えしていました。しかし、戦争で40数年飾ることができず、昭和57年に再び蔵から出し飾った時、雛壇は供出され半分になりました。
 そこで現在は、幅1.5間の雛壇にお雛様・相生様・おぜんじ様などのお人形、ケースには実物そっくりに蒔絵が施された小さなお白粉入れ、目の粗い・細かいくしのお化粧道具や、筆・墨の入った硯箱などの雛道具を飾っています。今回飾りきれなかったお人形は9月上旬より開催予定の『お人形展』にて展示いたします。
 皆様のご来邸を心よりお待ち申し上げます。