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本間家に伝わる 雛物語とおひなさま ![]() |
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― 創業330年 ― 2月22日 〜 4月10日(水) |
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古今雛と犬筥 |
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―母なる川最上川と日本海が出会う町「酒田」― | |
酒田は、最上川の舟運と北前船の海運で栄えた湊町です。湊は、北前船の帆柱が林のように見える位にぎわったと伝えられます。 山形県の特産物の紅花や青苧(あおそ)が、川舟で最上川を下り酒田湊に、北前船に積み換え米などと共にたくさんの物が大阪方面に運ばれ、その帰り船で様々な物資や文化が運ばれてきました。その中に、丹精込めて育てられた紅花が製品となった反物や雛人形などがあります。商人達はそれらを求め、県内には今でもおひな様やお人形が大切にされています。 県内では4月3日の旧暦にひな祭りが行われ、市松人形、木目込人形など全てのお人形を飾る風習があります。この悠久の文化に思いを寄せ、お雛見にお出かけ下さい。 |
![]() 日和山眺望(「酒田十景」より) |
![]() 復元北前船「みちのく丸」 |
本間家のお雛様は、江戸時代、北前船で運ばれたもの、婚礼道具として頂いたもの、御土産や御礼に頂戴したものと、来歴も時代もさまざまです。京雛や江戸雛もあります。 |
![]() 雛壇 |
![]() 相生様(百歳雛) |
![]() 犬筥 |
戦前までは、高さ2m、幅3間の雛壇に、お雛様・箪笥や御膳などの雛道具、行列人形・からくり人形など全てのお人形、ごちそうやお菓子、ふきのとうなどをお供えし、お祭りしました。しかし、戦争で40数年飾ることができず、昭和57年に再び蔵から出し飾った時、雛壇は供出され半分になりました。 そこで現在は、幅1.5間の雛壇にお雛様・相生様・おぜんじ様などのお人形、ケースには実物そっくりに蒔絵が施された小さなお白粉入れ、目の粗い・細かいくしのお化粧道具や、筆・墨の入った硯箱などの雛道具を飾ります。今年、3年ぶりに飾るお布団、かいまき布団、きれいな刺しゅうの赤い着物もご覧下さい。どうぞお楽しみに。お雛様の時に飾れない市松人形、外国人形などのお人形、特にお里帰りしたお雛様と五人雅楽は新潟・庄内のディスティネーションキャンペーンが開催される紅葉の美しい秋、重陽の節句「後の雛」に合わせて公開します。 本間家ならではの雛物語と共にお楽しみ下さい。 |
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![]() 硯箱・料紙箱 |
![]() お布団 |
![]() 着物 赤・白 |
ひな祭はベスト1、トップ1ではなくオンリー1の世界です。どれも比べようがない、大切にされてきたおひな様。江戸・明治・大正・昭和のお雛様がそのままの姿で楽しむことができる喜びを感じて頂けたらうれしいです。 子供の健やかな成長と幸せを祈るおひな様。お話はできないけれど、私たちに何かを伝え、心を豊かにして下さいます。静かな優しい微笑みのお雛様に会いにいらして下さい。 |
「昔あったけど…」と昔物語になりつつあるものを復活させてきました |
![]() お雛菓子 |
![]() 牡丹の飾り菓子 |
![]() 庄内押絵雛菓子 |
![]() お雛様膳 |
酒田の老舗のお菓子屋「小松屋」さんにお願いし復活させて頂いたかたくり細工のお雛菓子。
戦前ははかり売りで売られ、町中の人々が楽しんだそうです。2ヶ月かけて作るかたくり細工のお雛菓子で、型おこしから始まり、
乾いてからぼかし染めで一筆一筆描き、丹精込めて作られます。鯛やひらめ、稲穂、鵜渡川原きゅうり、など庄内の山海の幸が盛り沢山。
鯛・平目・亀がまるで今にも動き出しそう、そんな愛でるお菓子です。 牡丹のお菓子は、鶴岡の「住吉屋」さんで作られる飾り菓子。 昔はおひな祭りや端午の節句、酒田祭などいろいろなお祭に飾られていました。 その他の各お店のお菓子をパネルでご案内しています。 「百聞は一見にしかず」見事な菓子職人の技もお楽しみ下さい。 庄内押し絵のお雛菓子も復活しました。 これも江戸時代からある押し絵の文化です。山海の幸を盛り込み、五穀豊穣を願い、山形ならではのサクランボもあります。 お土産、初節句のお祝いにご利用下さい。 昔おひな様にお供えしていたお膳をアレンジし「お雛様膳」をお食事処の伊豆菊さんに 作って頂いています。その後、お雛膳、レストランでの雛ランチなど、庄内の山海の幸を楽しめるようになりました。是非この時期ならでは のおいしい食をご賞味ください。 |
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酒田雛街道が開催され20年、各施設はもちろん、商店街でもお雛様、愛らしいお人形を飾り、酒田の町はお雛様一色になります。 雛屏風は金の屏風でなく絵が描かれている絵屏風がほとんどで、文化の豊かさを感じて頂けます。お雛様のお顔やお着物、雛道具など、それぞれみな異なり、私たちに何かを語りかけているようにも見えます。 お雛様の御本『受け継がれる心、広がりゆく雛の世界』が出来ました。お雛様の由来や大切な意味、商店街で拝見できるお店、美味しいごちそうまで紹介している酒田ならではの御本です。 すてきな春を見つけ、心豊かな時をお過ごし下さい。 |
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四季折々の美味しい山海の幸が豊富で「食の都庄内」と言われるほどです。 「ゆったりのんびり」心と体をリフレッシュさせ、お食事処やレストランでご満喫下さい。 「ふるさとの味覚」 冬:鱈、どんがら汁、だだみ(鱈の白子)の天ぷら、ヤリイカ、そい、平目、 あんこうやカニの鍋料理、干し柿、ラフランス etc... 春:桜マス 鯛 孟宗汁 月山竹 山菜の天ぷら(山の恵み) イチゴ etc... ご来邸をお待ち申し上げます。 |
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