「戊辰資料展――戊辰戦争で使われた品々――」
平成30年7月13日〜9月中旬
元禄二年(1689)初代原光が「新潟屋」を開業し300有余年商いを堅実に行いながら、黒松の植林、公共・水利の事業など様々な事業を実践してきました。
 明和五年(1768)荘内藩士のご普請により三代光丘が幕府の巡見使宿舎を新築し、献上しました。その後拝領しています。武家造と商家造りが一体となる珍しい建物で、今年築250年になります、昭和20年春まで住み、戦後は公民館として利用され、歴史を紡いでいる建物が「本間家旧本邸」です。
 藩の財政が良好であれば、そこで暮らす農民・町民の生活が豊かになることを願い、藩からのご普請に応じ様々な支援事業を行ってきました。
 天保11年(1840)には、幕命による荘内藩の越後長岡への転封があり「天保お国替え事件」でも農民・町民一丸となり阻止しました。



「四方喜我志満」の絵抄より
 この運動は天保改革を進めようとした幕府の政治的権威を失うきっかけとなった大きな事件です。
 慶応4年(1868)鳥取・伏見の戦いを契機に始まった戊辰戦争、翌年北海道函館で降伏するまで続きました。
 荘内藩は藩境を包囲されながら政府軍をはじめ諸藩と戦闘をくり返しました。酒田では町兵・農兵制度を実施し、農民・町民一丸となり藩を支え戦いました。
 戦力において荘内藩が優勢なのは、藩の要請により、豪商・豪農が兵器・弾薬などを自責で調達し、近代的武器を購入し藩に献納したことによるもので、たくさんの人々の財政・物的の協力があったからこそです。戦後処理で西郷隆盛は荘内藩に対し寛大な処置を取りました。その後、南洲遺訓が刊行され、南洲神社が建立、鹿児島と結ぶ交流が始まります。
この大事件を後世に伝えるため大正六年から昭和の初めまでかけ、史料を収集した膨大な戊辰資料があります。後に光丘文庫に蔵書を寄贈しました。
 明治維新150年、NHK大河ドラマ「西郷どん」のある年、絵図、書簡、巻物などよりこの機会に先人の志をご覧下さい。


―――「庄内でめぐる幕末・明治」三館連携企画展のお誘い――――
限定販売
期間 7月28日〜9月5日 販売窓口:各館受付
三館参観券 1,700円(通常2,300円)販売枚数 500枚限定
・致道博物館(鶴岡)「明治維新150年西郷隆盛と庄内」7月28日〜9月5日 0235(22)1199
・本間美術館(酒田)「激動の時代―西郷隆盛と志士たち」7月27日〜9月25日 0234(24)4311
皆様のご来邸心よりお待ち申し上げます。



四季折々の山海の幸が豊富で「食の都 庄内」と言われるほどです。
「ゆったりのんびり」心と体をリフレッシュさせ、おいしい食をお食事処やレストランでご満喫下さい!



「ふるさとの味覚」


:天然岩牡蠣 鮑のステーキ 口細カレイ のどぐろ 鮎 だだちゃ豆 メロン etc...


:ハタハタの湯あげ いくら ワラサ(寒ブリ) アマダイ ノドグロ もって菊

  いも煮 きのこ料理 庄内柿 梨 etc...
 etc...



素敵なお土産をお持ち帰りください。


<次回展覧会のご案内>

「お人形展」


9月初旬〜11月初旬

 山形県内では旧暦の4月3日に雛祭りが行われ、雛壇にはお雛様、その他御所人形、土人形など全てのお人形を飾る風習があります。長く厳しい冬を越え、暖かな春の喜びを感じます。
 五節句の一つに「重陽の節句」、「後の雛」の行事があり、秋の気候の良い時、虫干しを兼ねて再びおひな様を飾ります。春、子供の健やかな成長を祝う「ひな祭」に対し、健康と長寿を祈る節句が「後の雛」だそうです。この行事に合わせ、お雛様の時飾らなかったイギリス製のアンティークドール、並べると5メートルにもなる大名行列の人形を公開します。
 山々が衣替えの季節、愛らしいお人形の世界にお誘いします。