酒田祭は慶長14年(1609)に始まったと伝えられ、400有余年、毎年欠かさずに行われてきました。5月15日「神宿(とや)開き」が行われ、19日の宵祭、20日の本祭りは山車行列で賑わい、多彩なイベントが開催されます。
三代光丘は明和二年(1765)祭りを盛大にすることで酒田の町を繁盛させようと、京都の人形師に「亀笠鉾」を造らせました。その後、町の商人や町々で山車を作り競い合い、活気ある祭りとなりました。諸国から見物客が集まり、酒田湊は北前船の帆柱が林の様に見える程に賑わったと伝えられています。当時から、光丘は観光というものを考えていたようです。
|
日枝神社大祭図 明治25年(1892) |
「亀笠鉾」は、笠をつけると5mもの高さになり、亀の背中にはおめでたい品々、鯛・宝珠・米俵・珊瑚・鹿などの宝物が乗っています。戦前までは山車行列の祭りでした。神宿には様々な山車の人形が飾られ、祭りの前日に準備、祭の当日に町中をひいてまわります。
この「亀笠鉾」は、昭和62年から酒田市総合文化センターに展示されていました。平成13年に酒田市指定有形文化財に指定の上、2年をかけて京都で修復され、平成15年に再び酒田祭の行列に参加、皆様によろこばれました。現在は山居倉庫「夢の倶楽」でご覧頂けます。
江戸時代、三代光丘が下日枝神社に寄進し、これまで参列してきたお神輿は大切に保存され、今年は新しく復元したお神輿で渡御行列が再現されます。
昔の山車を復活させようと趣向を凝らした約50基もの山車が参加します。お楽しみに!
|
|
大正時代の神宿(とや) |
|
平成15年修復 亀笠鉾が復元され酒田祭りに参加 |
|
平成21年 酒田祭り |
今年開邸35周年を迎えた本間家旧本邸で、江戸時代より大切にされてきた品々を身近に感じて頂けたら嬉しいです。昔物語になりつつある行事や品々、少しでも多くのものを未来に伝えていけますよう努めます。
新緑の頃、皆様お誘いの上ご来邸下さい。心よりお待ち申し上げます。
四季折々の山海の幸が豊富で「食の都 庄内」と言われるほどです。
「ゆったりのんびり」心と体をリフレッシュさせ、おいしい食をお食事処やレストランでご満喫下さい!
「ふるさとの味覚」
春:桜マス 鯛 孟宗汁 月山竹 山菜の天ぷら(山の恵み) イチゴ etc...
夏:天然岩ガキ 鮑のステーキ 口細ガレイ のどぐろ 鮎 だだちゃ豆 メロン etc...
素敵なお土産をお持ち帰りください。