「伝来の茶道具〜その魅力と物語〜」
平成27年6月3日〜7月中旬
初代原光が元禄2年(1689)「新潟屋」を開業し、325年余。商いを堅実に継承発展させると共に、黒松の植林事業、公共・水利、救済事業、又、荘内藩・米沢藩への献金、神社・仏閣への寄進など様々な事業に力を注ぎ、地域貢献に努めて参りました。
 文化10年(1813)四代光道は冬期失業対策事業として別荘「清遠閣」・庭園「鶴舞園」(現・本間美術館)を築造しました。江戸時代は荘内藩主酒井侯領内巡視の際のお休み処、明治・大正・昭和と「酒田の迎賓館」として利用されました。昭和22年戦後の混乱期、人々の心を励ます事を目的に、全国に先駆け私立の美術館として開館し、現在に至っております。



小堀遠州作花筒
銘「浮玉」


旦入作 赤楽水指


虹天目茶碗
様々な功績により拝領した品、文人墨客・名士など客人をもてなすため使われた茶道具の数々、長い年月の歴史物語と共にご覧下さい。昭和23年 ヘレンケラーが訪れた折にも茶会でおもてなししたと伝えられます。
 昭和26年から本間美術館に於いて、各流派の合同茶会が毎年開催され「清遠閣のお茶」として親しまれています。今年も6月7日、21日に茶会が行われます。初夏の美しい庭園を愛でながらご参加下さい。
「山形日和」観光キャンペーンが6月13日(土)〜9月12日(土)に行われます。

 釜、水指、茶碗や林檎・千鳥・獅子のかわいらしい形の香合などを一堂に展覧します。中でも淡青と青緑の釉色の美しい砧青磁千鳥香炉は山形県の指定文化財です。茶道具ならではのおもてなしの美と、それぞれの品にまつわる物語をご覧下さい。


南京瑠璃獅子香合


楽焼林檎形香合


三島手茶碗


花藤四郎瀬戸大海茶入
 
 酒田市では、期間中県外のお客様をお招きする「招待はがき発送キャンペーン」が行われます。このはがきを持参すると、市内で色々な特典があります。割引や記念品などのサービス、お帰りになる際はがきと交換にオフィシャル記念品の贈呈、キャンペーン終了後素敵なプレゼントが当たる抽選会など、お楽しみが盛りだくさんです。「きてけろくんバッジ」でおもてなしさせて頂きます。
 酒田駅から日和山公園、観光地を周遊するレトロなバスが金・土・日、祝日無料で運行しています。乗り降り自由ですのでご利用ください。
 是非この期間、プレミアムなおもてなしと美味しい食を思う存分お楽しみ下さい。心よりお待ち申し上げます。



 


お食事処やレストランで庄内の山海の幸をご賞味下さい。
 

          :桜マス 鯛 孟宗汁 月山竹 山菜の天ぷら(山の恵み) イチゴ
                             etc...


      :天然岩牡蠣 鮑のステーキ 口細カレイ のどぐろ 鮎 
                  だだちゃ豆 メロン
  etc...

 ご来邸をお待ち申し上げます。






 <次回展覧会のご案内>


  
   「悠久の美 おもてなしの心 〜漆芸と陶器〜」  7月中旬〜9月初旬

本間家旧本邸、本間美術館「清遠閣」(旧別荘)では長きにわたりたくさんのお客様をお招きしてきました。そこには日常と異なる特別な趣向が凝らされます。そしてお客様に対する心づかい「おもてなしの心」が美しい形となって現れます。お客様をもてなすために用意された調度品の数々、又折々の御礼に頂戴した品々を公開します。 螺鈿や蒔絵が施された小卓や漆器、九谷焼、伊万里焼の器。江戸時代より変わらず受けつがれるおもてなしの美の世界を探ります。