平成31年1月26日(土)〜2月下旬 | |||||||||||||||||||||||
元禄二年(1689年)に初代原光が「新潟屋」を開業し、今年創業330年になります。商いを堅実に行いながら様々な事業を行っています。飛砂の害から町を救うための黒松の植林事業、荘内藩への財政支援、「本間農場」を設置し農業振興などの、書簡や絵図などもパネルでご紹介します。 実際使用した両替天秤計り、金銀や薬を量る小型の棹秤、銭箱など昔の商売道具を公開しその足跡をたどります。 両替天秤は組み立て式で引き出しには皿、棹、分銅、小槌が納められ、きちんと残っているものは珍しいそうです。天秤の棹の中央を小槌でたたき、正確に測れるように調節します。店先ではカンカンと音がし、にぎやかだったことでしょう。江戸時代、長さ・重さ・体積を量る様々な計りがあり、量を量る事に関しては、長さよりも取締が厳しく、厳重に管理、統制されていました。 |
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総合商社でしたので薬も取り扱い、瓢箪型のケースに棹、皿、分銅が収納できる、携帯用の小型の秤もあります。古いものでは文久元年との記載があり、薬の版木も展示、「お店」には薬の看板もございます。
帳場の片隅には背負いカゴがいつも用意され、お客様の貴重な書類など毎日朝夕蔵より出し入れをしていました。火災の時などすぐ蔵に仕舞われるようにしていたそうです。 これらの道具をご覧頂き様々行われてきた事業を感じて頂けたらうれしいです。 |
<次回展のご案内> 「本間家のおひなさま」
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