「商い道具展」
平成30年11月7日(水)〜12月12日(水)
  元禄二年(1689年)に初代原光が「新潟屋」を開業し、来年創業330年になります。商いを堅実に行いながら様々な事業を行っています。飛砂の害から町を救うための黒松の植林事業、荘内藩への財政支援、「本間農場」を設置し農業振興などの、書簡や絵図などもパネルでご紹介します。

 実際使用した両替天秤計り、金銀や薬を量る小型の棹秤、銭箱など昔の商売道具を公開しその足跡をたどります。
 両替天秤は組み立て式で引き出しには皿、棹、分銅、小槌が納められ、きちんと残っているものは珍しいそうです。天秤の棹の中央を小槌でたたき、正確に測れるように調節します。店先ではカンカンと音がし、にぎやかだったことでしょう。江戸時代、長さ・重さ・体積を量る様々な計りがあり、量を量る事に関しては、長さよりも取締が厳しく、厳重に管理、統制されていました。








 総合商社でしたので薬も取り扱い、瓢箪型のケースに棹、皿、分銅が収納できる、携帯用の小型の秤もあります。古いものでは文久元年との記載があり、薬の版木も展示、「お店」には薬の看板もございます。
 帳場の片隅には背負いカゴがいつも用意され、お客様の貴重な書類など毎日朝夕蔵より出し入れをしていました。火災の時などすぐ蔵に仕舞われるようにしていたそうです。
これらの道具をご覧頂き様々行われてきた事業を感じて頂けたらうれしいです。











<新潟県・庄内エリア プレデスティネーションキャンペーン 10月1日〜12月31日>
 タイムカプセルのごとく封印されていた日本の食文化が花開きます。「食の都庄内」と言われるほど山海の幸が豊富です。
 現在「おいしい!食の都庄内キャンペーン」が開催中です。
「ゆったりのんびり」心と体をリフレッシュさせ、おいしい食をお食事処やレストランでご満喫下さい!



「ふるさとの味覚」


:ハタハタの湯あげ いくら ワラサ(寒ブリ) アマダイ ノドグロ
 もって菊 いも煮 きのこ料理 庄内柿 梨  etc...



:鱈 だだみ(鱈の白子)の天ぷら どんがら汁 ヤリイカ そい ヒラメ
 アンコウやカニの鍋料理 干し柿 ラフランス  etc...
 


素敵なお土産をお持ち帰りください。




 
<お 知 ら せ>

 来年、創業330年になります。堅実に商いを継承発展させ、様々な事業を行っています。この歴史を絵図、書簡などで紐解きます。客人をもてなすため用意された美術品、日常とは異なる趣向が凝らされた陶器と漆器の雅な共演もお楽しみ頂けます。より趣深い内容で企画しています。築250年の邸内で心豊かな時をお過ごし下さい。

1月26日(土)・27(日)中町を会場に「酒田寒鱈まつり」が行われます。
1月26日(土)より、引き続き「商い道具展」を開催致します。
 皆様のご来邸を心よりお待ち申し上げます。



年末年始休邸日のご案内


平成30年12月13日(木)〜平成31年1月25日(金)


一年を通し展示替日のみ休邸しています。

保守管理の為、上記の期間休邸とさせて頂きますのでご了承下さい。